プライバシーマークセミナー

いま一度確認を!プライバシーマークは本当に必要なのか

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1998年からはじまったプライバシーマーク。

 

ここ数年で周りでも取得している会社が増えてきて、「うちの会社でも取得
した方がいいのかなぁ」と思ったことがある社長さんも多いのではないでしょう
か。

 

確かに開始から15年でプライバシーマークの認証企業数は増加し続けて
います。2013年には13000社以上の会社が取得している状況です。

 

個人情報保護法という法的な立場からの要請や取引先・一般消費者へ
のアピールという意味でも情報セキュリティーへの意識というのは重要度が
ましているのも事実です。

 

 

しかし今回は敢えて「本当にプライバシーマークを取得する必要があるのか」
という目線で考えて欲しいと思います。

 

プライバシーマーク取得失敗談

 

費用・時間をかけてプライバシーマークを取得したはいいものの、その後
取得行為が失敗だったという会社も存在します。
そういった具体例を紹介したいと思います。

 

失敗例その1 システム開発会社の場合

 

・知り合いの同業の会社が取得したことをきっかけとして、とったプライバシー
マーク。取るときにも大変でしたが、取った後も大変でした。
まずその維持費用です。弊社は小規模にあたる企業のため、かけることが
できるコストに限りがあります。
プライバシーマークは2年おきに更新していく必要があり、2年おきに更新
費用(約30万)がかかるのが、これからもずっと続いていくことを考えると、
果たしてその費用対効果はどうなのか疑問に感じておりました。
そんな中2回目の更新をむかえるタイミングで担当者が退職。引き継ぐに
も適任者がおらず、本業が多忙を極めたこともあって更新期限を過ぎて
しまいました。結局そのままプライバシーマークは維持しないと決めました。

 

 

※この例では「費用面」「人材(担当者)面」そして効果の面でも疑問に感
  じられてプライバシーマークの使用をやめられたようですね。経営判断上、
  このように効果に疑問が感じられるときは思い切ってやめてみるのも一つの
    手だと思います。

 

 

失敗例その2 人材派遣会社の場合

 

・わが社では人材派遣というまさに「個人情報」を使ったビジネスのため、業界
としてプライバシーマークをとることが段々スタンダードになっていきました。
「この波に乗り遅れてはいけない」とコンサルをつかって急いで取得したはいい
ものの、それから2年後、法律の改正などもあり人材派遣というビジネスに逆
風が吹き始めたのです。それからは乗りきるために別事業(教育事業)を行い
会社としての危機は過ぎたものの、いまのメイン事業においてプライバシーマー
クの必要性はあるのか分かりません。正直やめたいと思っているのですが、やめ
た時の悪影響がどのくらいなのかもわからないために動けずズルズルと更新して
いるような状況です。

 

 

※この例では事業内容の変化によって、その必要性が無くなった(と感じられた)
  ケースですね。プライバシーマークを一度取得してから2年以上事業を行って
  いるとのお話だったので、確かにプライバシーマークを使用しなくなった場合、
  どの程度まで影響が及ぶのかを危惧してやめられなくなるケースがあるようで
  すね。

 

 

 

プライバシーマークの取得・維持には時間もお金もかかります。
まわりがとっているとか当たり前といった漠然とした捉え方ではなく、
年間の費用や担当者の作業負荷といったコストをしっかり把握したうえで、
プライバシーマークの維持がもたらすメリットと比較をされることをオススメ
します。

 

プライバシーマークのメリットについては、「プライバシーマークのメリット・デメリット」
という記事も参考にしてみてください。

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