プライバシーマーク取得に助成金がでる?
-追記(お知らせ)-
いま、助成金制度をつかってPマーク取得コストを削減する方法が理解できるセミナーが開催されているようです。
(※「期間限定」ということなのでいつまで実施されるか分かりません)
場合によっては取得コストがほぼゼロになることもあるようなので、興味のある方は早めにチェックしておいてください。
プライバシーマークには当然ながらコストがかかります。しかも仕入れや投資などとは違って、プライ
バシーマークの取得にかけたコストは直接売上に貢献するわけではありません。
その為、プライバシーマークセミナーに参加される経営者の方の中でも、コスト面で二の足を踏ま
れている方もいらっしゃいました。プライバシーマークを取得するメリットを考慮しても、費用対効果
がいいのか、その判断は難しいものだと思います。
実はあまり知られていませんが、市区町村単位でプライバシーマークの取得に関する費用を助成
してくれるところがあります。当然返済義務はありません。
今回はその内容について見ていきましょう。
プライバシーマーク助成金の具体例(東京都港区の場合)
現在、東京都の港区ではプライバシーマークやISMS(ISO27001)の取得に関する助成金
制度があります。具体例の一つとして内容を見てみましょう。
【対象となる経費は?】
港区の場合、プライバシーマークの助成金の対象となる経費として、「申請料」「審査料」
「登録料」「コンサルタント委託料」がこれにあたります。
「登録料(プライバシーマークを2年間使用する為の費用です。5〜20万円)」については、
除外されるケースもあるようですが、一般的には他の地域においても「申請料」「審査料」
「コンサルタント委託料」は経費対象となるところが多いようですね。
【助成される金額は?】
対象となる経費のうち、1/2となっています(上限500.000円)。
プライバシーマークを取得する際に必ずかかってくる「申請料」「審査料」「登録料」。この
3つを合算すると、小規模事業者で30万円。中規模事業者で60万ですから、もしこ
れにコンサルティングの料金を加えて仮に100万円となった場合、満額の50万円が助成
されるということになりますね。
【助成金申請に必要な手続は?】
この助成金の申請のために必要な手続きは、書類提出のみとなっております。また、港区
の場合は郵送などでは受け付けてもらえず、必要書類を持参して窓口で申込みをする必
要があるようです。
必要書類については、以下のようになっています。
1.交付申請書
2.事業計画書
3.収支計画書
4.内部監査の実施記録
5.(コンサル契約をした場合)委託契約書のコピー
6.法人事業税、都民税の納税証明書
7.登記簿謄本のコピー
8.経費の内訳が分かる書類(見積り書など)
これらの書類の内、今回の申請用に作成する必要があるのは1〜3の書類だけです。
内容としてはそんなに難しいものではないみたいですね。一応下記に1〜3の書類を
記載します。
<1.交付申請書>
<2.事業計画書>
<3.収支計画書>
プライバシーマーク取得助成金を行っている自治体一覧
現在下記の自治体でプライバシーマーク取得助成金制度が実施されているようです。
(すでに廃止されているものや新たに追加されているものがありましたらお知らせください)
【東京都】
・港区 http://www.minato-ala.net/guide/shien_c/iso.html
・江戸川区 http://www.city.edogawa.tokyo.jp/sangyo_shigoto/yushi_josei/iso_eco_p/index.html
・江東区 http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/sangyo/10200/25384.html
【神奈川県】
・横須賀市 http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4402/g_info/l100010024.html
【千葉県】
・千葉市 http://www.chibashi-sangyo.or.jp/advice/ninsyou.html
【茨城県】
・ひたちなか市 http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/soshiki/33/ems.html
【愛知県】
・春日井市 http://www.city.kasugai.lg.jp/sangyo/keizai/seizogyo/015291.html
【新潟県】 ・佐渡市 http://www.city.sado.niigata.jp/l_guide/c_system/finance/04.shtml※2013年3月31日廃止
-追記(お知らせ)-
いま、助成金制度をつかってPマーク取得コストを削減する方法が理解できるセミナーが開催されているようです。
(※「期間限定」ということなのでいつまで実施されるか分かりません)
場合によっては取得コストがほぼゼロになることもあるようなので、興味のある方は早めにチェックしておいてください。
【まとめ】申請前に1度確認を
プライバシーマークの助成金・補助金は各自治体ごとに毎年予算がつくかどうかで
実施されるかが決まっているようです。今年度はなくても来年度はある、といったケース
もあるので、申請前に一度確認してみてはいかがでしょうか。
余談ですが、いまのところ助成金制度を実施している自治体はプライバシーマークより
ISMSの方が多いようです。助成金がでるから、と判断するのはオススメできませんが、
助成金対象となる可能性が高い分、プライバシーマークよりISMSの方が結果的に安く
なるケースもあるようですよ(※ただし、最初の"取得"の時だけです。更新を続けていく
とISMSの方がコストがかかるケースが多いようです)。
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